【感想】うどんの国の金色蹴鞠【アニメ】

父親の死をきっかけに東京から香川の実家に戻ってきた主人公が人間の子どもに化けられるたぬきを拾って子育てをする話。久しぶりにほのぼのしたアニメを見た。返ってくる場所があることのありがたさと、親に対するありがたさと後悔を自分が親になってから気づくんだろうなということを観て思った。中島という主人公の幼馴染が出てくるが、大人になっても、学生時代のように遊べる友人がいるというのはすごく幸せなことだと思った。主人公には姉がいるが、姉も主人公を尊重する人でいいなと思った。主人公が子育てを通じて、自分の親や過去を思い出し、今の自分に還元しようとすることが多く、人っていいな、囲っていいなと思った。多感な時期に選択したことは、自分の本当の想いだけでなく、親や社会に反発して形成されたもので、そこで形成されたもので生活するのもまた、人生だけど、そこかた本来いた場所へ戻ることもまた人生だと思った。もしこっちを選択していたらとたまに思うこともあるけど、なんだかんだ今幸せを実感できるならそれでいいのかなと思う。こういうほのぼのしたアニメにつきものだけど、主人公がちゃんとした人だからこそ、周りの人も人を尊重できる良い大人が多く、見ていてしんどくならない。