『ハイキュー』肩の力を抜くことに成功した昼神の話
※ネタバレを含みます。
ハイキューという漫画のライバル校の一つ、鴎台高校に“不動の昼神”と呼ばれるブロックの名手がいる。
ハイキュー351話で周りから冷静と褒められた彼は、肩の抜き方を覚えたと言いここから彼の回想へと入ります。
彼はいわゆるバレー一家に生まれ家族も名門校の出身で、彼自身もバレーに打ち込んでいました。
完璧主義で、ミスを許さない彼はひたすら努力しました。
あるとき大会が目前に控えてるのにレシーブがうまくないことを自分の右手のせいだと血が出るまでコンクリートで削ってしまいます。
そこを当時2軍にいた星海光来にとめられて、そのときに彼から出た言葉が、「バレーが好きではないかもしれない」という涙ながらの告白でした。
それを聞いた星海は「じゃあバレー辞めればいいんじゃないと」言いました。
もし辞めたとしても、今まで培ってきたものは消えないと
そして僕個人が読んでて一番刺さったのは「今はおなか一杯なのかもな」です。
あれだけストイックにやってきたことでインプットの限界を迎えたのかなと思います。
その言葉をうけて、実はいつでも辞めれるんだなと思った彼は、視界が広がり今の実績と冷静と言われる人物になっていきます。
さて今回昼神の過去が出てきましたが、現実にもこうなってしまっている人はいるんじゃないでしょうか?
一つのことに集中しすぎて周りが見えなくなってしまっていたり、完璧を求めてしまっている人が。
僕もその一人で、完璧を目指しすぎて逆に自分を傷つけてしまい、いよいよやばいって段階になるまで行ってしまった経験があります。
人それぞれなので一概には言えませんが、頑張れる人はすごく頑張ります。ただそれが無理をしているのであれば、いつか自分を傷つけてしまうかもしれません。
頑張る人はいつの間にか、視野が狭くなってしまい、周りにも、自分の状況にも。
それしかない。そこにしか自分の居場所がないと思ってしまうから。
ですが、もしかしたらそんなことはないのかもしれません。
自分で決めつけているだけで、居場所は至る所にあるし、そこから逃げちゃだめということはないです。
自分の限界を更新することは美徳かもしれませんが、それ以上に自分が一番大事だと思わせてくれました